産科は妊娠という視点から、妊娠に伴う母体の変化、子宮・卵巣など女性性器の異常、さらに子宮内の胎児の状態をみる診療科です。妊婦健診では、体重や血圧の測定、超音波検査、尿検査、感染症検査、血液検査などを通じて、母体、胎児ともに問題や異常がないかを定期的に確認します。

ときにみられる、妊娠悪阻（にんしんおそ：つわりが悪化した症状）に対しては点滴治療をおこなったり、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群といった妊娠特有の病気については近隣の医療機関と連携して対応して参ります。保健指導では辛いつわりへの対処法や生活上の注意点、マタニティーブルーへの対応といったメンタル面のサポートも行います。

すべての妊婦さんにとって、妊娠とは赤ちゃんを授かったという喜びを感じる一方、身体面や生活面で不安を感じるものです。当クリニックでは妊娠中の生活を安心して健康的に過ごせるよう、一人ひとりに寄り添った医療でサポートいたします。

妊婦健診は、お母さんとおなかの赤ちゃんの健康を守り、妊娠が順調かどうかを定期的に確認するためのものです。

おなかの赤ちゃんが順調に育っているか、またお母さんの体調が良好かどうかを、超音波機器などを用いてチェックいたします。妊娠中は身体にいろいろな変化が起こりますし、自覚症状が無くて一見順調に見えても、トラブルが隠れているケースもあります。

特に気がかりなことが無くても、妊婦健診を受けて胎児の育ち具合やご自身の健康状態をチェックしておきましょう。
健診日以外でも、出血や腹痛など「おかしい」と感じた時は、すぐにご相談ください。

妊婦健診

1回目：11,770円、2回目以降　10,670円（税込）

妊婦健診は公費による助成がありますので、各自治体から母子手帳と一緒に交付される受診票を妊婦健診の際にお持ちください。
上記費用から差し引いた金額が実際にお支払いいただく金額になります。ただし週数に応じて必要な検査がありますので自己負担となる金額が異なることがあります。